H様邸 薪ストーブメンテナンス
2年前にバーモントキャスティングスの
デファイアント(クラシックブラック)を
取り付け施工させて頂いたH様邸。
今回が、初めてのメンテナンスになります。
では、早速メンテナンス開始。
煙突の長さが短いため、
内径200Φ(外径250Φ)の NOVA断熱二重煙突を使用しています。
なので、ドラフト効果も抜群です。
取り外した煙突の内部。
少し早めに2次燃焼されていたようで、
うっすらとススが付着していました。
専用ブラシを使ってきれいに煤を落としていきます。
薪ストーブ本体のトップ。
やかんの跡が、 サビとなって残ってしまっています。
トップローディングドアの裏側。
早めの2次燃焼が原因で、 ドアのガラスもススで真っ黒。
薪ストーブ本体の内部。
保守点検をしながら、
隅々まで、きれいに清掃していきます。
セラミックボックス。
その中にあるキャタリティック コンバスター。
低温の状態で薪を入れ、
2次燃焼で空気を絞って、焚き続けると、
写真のようにコンバスターの上に不完全燃焼のススが溜まります。
コンバスターが破損しないように、
掃除機のホースで優しく、 ススや灰を取り除いていきます。
この状態をH様にご説明し、
ストーブ本体が、約250度ぐらいになってから
2次燃焼にするようにお伝えしました。
(※火力調節レバーも絞りすぎないように。)
室内の煙突もバラして、 保守点検をしながら清掃します。
薪ストーブ本体と煙突の接続部分。
ここにも、不完全燃焼の煤がたまっています。
細部に渡って、点検・清掃していきます。
本日の煙突掃除で出たスス。
不完全燃焼を起こしていましたが、
煙突をまっすぐに抜いた、直立屋根抜き工法での施工、
さらに、NOVA断熱二重煙突を使用しているため、
これだけ少量で、
今回も、いつもと同様、さらさらで良い状態のススでした。
保守点検と清掃を終えたら、
仕上げに、 炉台やストーブ本体、煙突を
ピカピカに磨き上げていきます。
メンテナンス完了。
中も外もピカピカに蘇ったデファイアント。
メンテナンスを終えたので、
実際に火を入れて、
2次燃焼での焚き方や、良い使い方、悪い使い方を
再度、講習します。
コンバスターもきれいになり、
2次燃焼できれいに燃えるデファイアント。
本体も、渋い光沢が出て、とても美しいです。
それから、 しばらくの間、
薪ストーブの炎を眺めながら、 語り合ったのでした。